表千家流 渡邉茶道教室 / 法人向け 茶道顧問

貴社の茶頭を、
お引き受けします

Corporate advisory ── SADO, the tea master in residence

茶頭(さどう)とは、かつて大名や豪商に仕え、茶の湯にまつわる一切を差配した役職です。千利休も、織田信長と豊臣秀吉の茶頭を務めました。道具を見立て、茶会を組み、客を迎え、贈答を差配する。茶頭は茶を点てる人ではなく、もてなしの全体を預かる人でした。その役を、貴社のために担います。単発のご依頼ではなく、月額の顧問契約としてお引き受けします。

茶頭という役What is SADO

戦国から江戸にかけて、力のある家には必ず茶頭がいました。茶頭の仕事は多岐にわたります。名物道具の目利きと購入、蔵の管理、茶会の企画と運営、客の格に応じた席の設計、贈答品の選定、他家との折衝。当時、茶の湯は接遇であり、外交であり、資産の運用でもありました。それを一手に預かるのが茶頭です。

利休が信長・秀吉のもとで果たしたのも、この役でした。茶を点てる技量だけで抜擢されたのではありません。誰を、どの席に、どの道具で迎えるか。その判断ができたからこそ、主君はその一切を委ねました。

現代の企業にも、同じ役が要ります。誰を、どこで、どう迎えるか。社内の人をどう育てるか。持っている道具や空間をどう活かすか。個別に外注すればばらばらになる判断を、一人が通して預かる。それが茶頭を置くということです。

茶頭とは、もてなしの一切を預かる者である。

企業茶頭・茶道部顧問のご案内(導入のご相談はこちら) / 運営会社 SIN合同会社の公式サイト

茶頭がお引き受けすることThe role

一 人を育てる
新人研修、管理職向けホスピタリティ研修、外国人向け研修、茶道研修。JHMA認定資格(AHC)の育成支援と、おもてなし規格認証を視野に入れた人材要件の整備
二 場を設える
空きスペースの活用、茶室の設計、応接空間と来客動線の設え。季節ごとの掛物・花・道具の入れ替え
三 道具を預かる
貴社が保有する茶道具・美術品の目録作成、状態の確認、保管と取り扱いの助言、取り合わせ、実際の茶席での使用
四 客を迎える
来賓・視察団への呈茶、記念行事の茶会、冠茶会のプロデュース。招待客の格に応じた席の設計と当日の差配
五 贈答を差配する
季節の挨拶、周年、就任・退任、海外からの来賓への品。何を、誰に、どの時期に贈るかの設計
六 社内に場を残す
社内茶道部の開設と継続指導、社員向けの定期稽古。福利厚生としての運用設計。希望者には許状(お免状)の取次
七 地域に開く
こどもへの無償の茶道体験の企画と実施。貴社の名で、地域に文化の機会を提供します

すべてを一度に始める必要はありません。まず研修から、まず来客対応から、まず道具の目録から。順番と範囲は、契約のなかで組み替えていきます。

顧問契約についてRetainer

単発の研修や茶会のご依頼も承っていますが、茶頭としてお引き受けする場合は月額の顧問契約となります。設えも、人の育ち方も、道具の扱いも、一度きりでは身につかないからです。季節が一巡してはじめて、社内に判断の基準が残ります。

契約の形
月額の顧問料をお支払いいただく形。年間契約を基本とし、最短は半年からお受けします
顧問料
企業の規模によって異なります。従業員数、拠点数、ご依頼の範囲、訪問の頻度をうかがったうえで、個別にお見積りいたします
稼働の目安
月1回の定例訪問を基本とし、催事や研修の実施月は別途調整します。日常のご相談はメール・電話・オンラインで随時
含まれるもの
定例訪問、随時のご相談、設えの助言、道具の見立て、年間の催事計画の立案
別途となるもの
研修・茶会の実施費用、道具および材料の実費、設営費、遠方の交通費。いずれも事前にお見積りします
秘密の保持
社内の人事情報、取引先の情報に触れる場合があります。秘密保持契約を締結したうえで進めます

同業種で複数社の茶頭を同時にお引き受けすることは、原則としていたしません。利益が相反する可能性があるためです。ご契約の際に、除外していただきたい同業他社があればお知らせください。

人を育てるTraining

新人研修
入社時の一日研修として。挨拶、物の受け渡し、上座と下座、待つ姿勢。座学で教えても身につかない所作を、茶席という具体的な場で覚えます。内定者研修としても実施できます
管理職向け
ホスピタリティ研修
もてなしを感性の問題として終わらせず、部下に説明できる判断の手順に変えます。評価者・指導者の立場にある方を対象とした構成です
外国人向け研修
海外拠点からの赴任者、外国籍社員、海外の管理職研修プログラム。英語での進行、通訳を介した進行のいずれにも対応します
茶道研修
本式(炭火・畳・炉・水屋を伴う正式な形式)を基本とし、施設の制約に応じて準本式・略式をご提案します。所要は半日から一日
JHMA認定資格
(AHC)の育成支援
アソシエイト・ホスピタリティ・コーディネータの取得に向けた社内育成のご相談。主宰はJHMA認定ホスピタリティコーディネーターです

AHCは、経済産業省が創設し日本ホスピタリティ推進協会が認証機関を務める「おもてなし規格認証」の人材要件にも認定されている資格です。認証の取得を視野に入れた人材育成についても、あわせてご相談いただけます。

研修の考え方Philosophy

もてなしとは、見えない判断の積み上げである。

客が目にするのは一碗の茶ですが、その手前には、湯の加減、炭、花、掃除、道具の取り合わせという判断が積み重なっています。研修では、まず言葉のない茶席に客として入っていただき、そのうえで水屋を開いて、亭主が下していた判断を一つずつ示します。

見えない部分を開示されたとき、参加者は自分の職場に同じ構造があることに気づきます。顧客が見ているのは結果だけであり、その手前の判断は誰にも見えていない。そこを言語化し、共有できる状態にすることが、この研修の目的です。

海外管理職向け ホスピタリティ研修

研修事例

実施
2026年8月/東京都内の文化施設の和室
対象
中南米三か国(メキシコ・ペルー・グアテマラ)の管理職 10名
主題
もてなしとは、見えない判断の積み上げである
内容
まず言葉のない茶会に、客として入っていただきます。続けて水屋を開き、その一碗に至るまでに亭主が下していた判断を一つずつ示します。そのうえで参加者自身に茶を点てていただき、質疑で締めます。通訳を介した進行にも対応します。
狙い
もてなしを感性の問題として終わらせず、職場で再現できる判断の手順として持ち帰っていただくこと

場を設える・道具を預かるSpace & assets

空きスペースの活用
使われていない会議室、応接室、テナント区画、屋上テラス。茶の空間として設えることで、来客対応・社内研修・催事の三つに使える場所に変わります。現地を拝見したうえでご提案します
茶室設計のご提案
本格的な造作茶室から、組立式・可動式のユニット、家具調の畳ユニットまで。ご予算と用途に応じて、設計段階からご相談いただけます
美術品・茶道具の
管理委託
貴社が保有する茶道具・美術品の目録作成、状態の確認、保管と取り扱いの助言、季節ごとの取り合わせ、茶会での実用。当社は古物商許可(東京都公安委員会 第301062419627号・美術品)を有しています

茶室は、建てて終わりではありません。誰が湯を沸かし、誰が道具を仕舞い、季節ごとに何を掛け替えるのか。顧問契約のなかで、季節の設えと道具の入れ替えを当方が担います。蔵に仕舞われたままの道具も、使ってはじめて資産として生きます。

雪の茶庭に置かれた蹲踞
茶庭・蹲踞の設え
燭台の灯りに照らされた炉と釜
夜咄の設え。灯りの扱いまで含めて設計します

客を迎える・社内に場を残すEvents & benefits

冠茶会の
プロデュース
貴社名を冠した茶会の企画から実施まで。会場の選定、道具の取り合わせ、会記の作成、席主、招待状、当日の進行、記録の撮影までを一貫して担います。周年行事、新社屋の披露、取引先招待、株主向けの催しに
来賓・視察団への呈茶
海外からのお客様、行政の視察、報道向けの催し。少人数から百名規模まで、会場に合わせて構成します
定期稽古プラン
社員向けに月1回または隔週。所要60〜90分。就業後、昼休み、休日のいずれにも対応します。参加人数の下限は設けません
社内茶道部
立ち上げから継続指導まで。部活動制度・サークル補助のある企業では、その枠組みに組み込めます。希望者には許状(お免状)の取次にも対応します
ご家族向けの催し
家族参観日、周年行事、社員の子ども向けの茶道体験。休日の開催にも対応します
CSR・地域活動
地域のこどもが無償または低額で参加できる茶道体験への協賛。詳しくは寺子屋茶道のページをご覧ください

畳・炉・水屋のない場所でも、机と椅子による立礼(りゅうれい)の形式で実施できます。道具一式と講師は当教室が持参し、支度から片付けまで当教室が行います。

茶頭を務める者Background

主宰の渡邉宗示は、表千家准教授であると同時に、人事コンサルタントとして企業の人材育成に携わってきました。JHMA認定ホスピタリティコーディネーターとして、ホスピタリティの体系を教える立場でもあります。

そのため、茶道の紹介から入ることはしません。貴社の課題を先にうかがい、そこに茶の湯のどの部分を当てるかを決めてから組み立てます。階層別研修との接続、実施後の定着の測り方についても相談に応じます。

運営会社であるSIN合同会社は、もともと飲食店の経営コンサルティングを行ってきた会社です。文化としての茶の湯と、事業としての採算の両方を前提に判断します。

実績:学校茶道部の顧問、ホテルにおける茶道体験プログラムの監修、海外からの管理職向けホスピタリティ研修、こども向けの伝統文化教室(自治体との共催)、施設・企業での茶会呈茶。

ご契約までの流れProcess

1 ご相談
課題、対象者、人数、社内の設備、保有する道具の有無をうかがいます。費用は発生しません
2 現地の拝見
応接空間、会議室、空きスペース、道具の保管状況を拝見します
3 ご提案とお見積り
初年度に何から着手するかの計画と、月額顧問料をご提示します
4 ご契約
秘密保持契約とあわせて締結します。年間契約を基本とし、最短は半年から
5 着任
月1回の定例訪問を軸に、年間の計画を進めます

単発の研修、茶会の呈茶、講演のみのご依頼も承っています。まず一度お試しいただき、そのうえで顧問契約をご検討いただく形で構いません。

まずは現状をお聞かせください

育成課題が固まっていない段階のご相談でも構いません。何ができるかをお話しするだけの打ち合わせにも伺います。ご相談に費用は発生しません。

LINEで相談する

電話 080-3392-7024 メール info@watanabe-sado.com 表千家流 渡邉茶道教室(SIN合同会社)/東京都中央区銀座1-13-12 銀友ビル8F